─────これは、星降る街の物語・・・
【名前】DDX - 0B-Mother
【種族】ドール
【職業】 孤児院のシスター
【稼働年数】不詳
【性別】女型
【容姿】 シスター服をきっちり着こなした女性の姿。しなやかな体付きに程よい肉付き。出るところは出て引っ込むところは引っ込むグラマラスな体格。腰まであるクリーム色の髪の毛。糸目とも言うべきか、開いた瞳は一見黒。しかし光に当たったり、よく覗き込むと青色だということがわかるだろう。一見人間と変わりはないが、その身体にはしっかり型番が刻まれているのだ。
【性格】 いつも穏やかな笑みを浮かべ、静かに、そして卒無く物事をこなす。その心の広さはまるで聖母のようだ。飢えた者には無償の愛を。彼女はいつだって、弱き者の味方なのです。
【武装】彼女の歌声は脳に直接作用する。人で言えば眠気を、機械で言えばスリープモードを促すといったものだ。怒りや興奮している際には鎮静効果を、さあ。ゆっくりおやすみ。愛しい我が子達。このドールの歌声が耳障りだと言うのなら、その耳を塞いでしまいなさい。そしてこのドールを跡形もなく、壊せばいい。
【概要】今まで何人もの子供を愛したことだろう。社会へ足を踏み入れる背中を見送り、登録市民か否かを問わずにまた子供を受け入れる。入ってきた子供はもはや我が子も同然だ。この命を捨ててでも、彼女は子供たちを守り、どんな仕打ちを受けても子供たちを愛することをやめない。
〝この愛はプログラムですか? 〟
【SV】 「…初めまして。怯えなくて良いのよ。私は Mother。今日から私が、貴方を守ってあげるわ。だからもう大丈夫。…こちらで一緒に、暖かいスープを飲みましょう。」
「ニック、ベティ。喧嘩をするのなら貴方達のおやつは抜きにしますよ。せっかく美味しいアップルパイを焼いたというのに……んふふ。良い子ですね。…さあ、皆。手を洗っていらっしゃい。おやつの時間にしましょう。ニックとベティはまずその泥だらけの服を着替えなさいね。」
「私の子供達に手を出さないで下さるかしら。少しおいたが過ぎるわ、殿方さん達。私はこの子達を我が子同然のように、心から愛しています。悪いようにするのなら、私だって黙っていられませんわ。」
「読み聞かせをしましょう。私の頭には200通りの童話がインプットされているの。貴方の大好きな〝 シンデレラ〟だって、ちゃんと覚えているわ。」
「……所詮はプログラム、ですか。………そうよね。…ごめんなさい。でも、…私もなにかを愛してみたかったの。」