Snow・Virgil

スノウ・ヴァージル

【名前】Snow・Virgil(スノウ・ヴァージル)

【種族】ユリス

【性別】男

【年齢】16

【身分】登録身分 SKL-52161

【職業】SSS・ノワールソレイユ所属

【容姿】雪のように白い肌にドラジェブルーの髪は三つ編みで、毛先になるにつれ白くなっている。真っ白になってしまった毛先は二つに分かれていて、風に吹かれるとそれは人魚の尾のよう。睫毛の長いジトッとした瞳はとても大きくて、綺麗で透き通った髪より深いブルー。耳は普段は隠れているが尖っている。青いシャツに紺色のネクタイ、黒いピチッとしたハイウエストのスキニー。黒いフードのない外套に身を包んで、動きやすいように白いスニーカーを履いている。顔には目のすぐ下、頰あたりにエラから生える骨が一つずつあり、首にも頸から生える骨が三列続いている。腰元には自らの変異した骨で作ったブロードソード(全長75cm、重さは0.8kg。軽いのは変異した骨でできているため。)が同じ素材でできた鞘に入った状態で装備されている。他の武器は、外套の内側、左胸辺りに同じく骨でできたボウイナイフ(全長33cm)を装備。体系は変異のせいでゴツゴツとしているが、身長は然程大きくない162cm。

【性格】まず、第一印象は恐らく"気が弱そう"だろう。誰にでも優しくを心がけ、おっとりとしている。…ように見える。裏ではノワール・ソレイユとして、自分のユリスとしての能力を発揮して汚い仕事をし、この歳で酒も飲む。根はちゃんと優しい性格なのだが…ユリスになってから、彼は変わってしまったようだ。自分にとってメリットになることならなんでもする。そこにデメリットが付いていたとしても、だ。SSSからはカーディナルから誘いを受け、脅されるまでもなく即決で入った。暴走させる薬を受け取ったのだが、未だに使ったことがない。__尚、薬を使わずとも暴走してしまう、という意味でだ。体の変異は"何もなければ"上手く扱えている方。中々の酒豪で酒には強いのだが、そのキャパシティを越すくらい大量に酒を飲んでは路地裏で潰れている。酔っている時の強さは普段と然程変わらないため、酔ったまま仕事をすることも多々ある。

昔々、とある平凡な家庭に生まれた男の子がいました。平凡とはいっても、とてもしあわせな家庭に生まれた彼は、毎日毎日笑顔で過ごしていました?…あるひ。流星雨が降ってきた夜。にねんまえくらい。避難するうちに彼は家族と逸れてしまいました。つよいおーばーらいとに独り寂しく当てられた彼は化け物となりはててしまったのです?。でもかれは、きっと、生きているかぞくは自分を受け入れてくれると、信じていました。…そんなことなかった。ひさしぶりにさいかいしたかぞくは。ぼくを。うけいれてくれな縺ェ縺九▲縺。そのとき、縺シ縺は汚染区域に置いてけぼりにされ、て、

本当の蟄、迢ャを。知ってしまった。

彼は化け物になってから、戦いの技術を磨きました。追われた時に逃げられるように、殺されないように。…殺される前に、殺せるように。次第にベテランのハンター並みに強くなった彼は、ノワール・ソレイユに勧誘されます。既に人を殺めて、犯罪の世界に片足を突っ込んでいる彼は迷いなくノワール・ソレイユに所属しました。彼はまだまだ強くなります。人を殺すだけの任務を軸にいいように使われます。けれど、生きていくにはそれが必要だった。彼は人を殺すことへの、血を見ることへの恐怖も、罪悪感も、嫌悪感も、全て捨てて生きることだけを選びました。必死に足掻いて、とても16歳とは思えない強さを得た彼は、大型AIカーディナルからSSSに入らないかとスカウトを受けます。変異を暴走させる薬をもらうことになっても、彼にとっては"今を生きる"ことが全て。この誘いにも、登録身分を偽造してもらい、簡単に乗りました。今でもよく、ハンターに狙われたりもします。ですが、SSSに所属していると伝えると身を引いてくれるハンターも多かったのです。だからこそ、そのメリットを第一にSSSに入りました。SSSに入っても、彼は人を殺めるのをやめません。次第に彼は、自分の姿を敢えてターゲットや他の人に見せてから人を殺すようになります。自分の存在を認知してほしいから、と。馬鹿馬鹿しいと思われてもいいのです。自分の存在が今後、死んだ後にも語られれば、少しでも忘れられなければ。そんな彼の、先に残ることだけを考えた中身のない殺し方から取って、彼は「空虚な隠者(くうきょなハーミット)」と呼ばれています。

【補足】彼がユリスとなったとき、変異したのは「骨」。変異した骨は、とてつもない硬さを持ち、成長し続ける。時にはゆっくりと時を経て皮膚を突き破るが、外に一度出た骨は痛覚を失うよう。体の中の骨が増え、人間の柔らかさを失ってしまったりもした。髪も毛先から変異が進み、白くなっているのはそのため。白くなった髪は束になれば刃物でも切れなくなり、針金のようになってしまう。作られた骨は体内に格納することもできるが、他の骨や筋肉を圧迫するため鈍い痛みを常に伴う。

暴走するきっかけは、「孤独を自分が認知してしまう」こと。酒はそうならないために、気を紛らわせるために飲んでいる。"孤独を認知する"といってもそんな場面は多々あるが、暴走するのは気持ちがとても沈んでいる時に孤独を感じてしまう時のみ。気持ちの沈み用としては、"死にたい"と思うくらいの沈み用でないと暴走はしない。

暴走時は、骨が急成長し短時間で皮膚を突き破ったり、骨の硬度が増すなど。短時間で皮膚を突き破った場合、弱くはない痛みを伴い、血も流れる。

【武装】「スノウホワイト」スノウが身につけている、スノウの骨から作られた武器。合金よりも硬く、鉄よりも鋭い切れ味を持つ。…が、それは自分が再現できる武器のみ。特定の武器を再現するには、その武器をじっくりと学ぶ必要がある。本来はゆっくりと成長する骨の速度に合わせて作るのだが、暴走時は素早く作ることが可能。ただ、先程書いたように一気に体内のものを圧迫、または皮膚を突き破るので痛みは強い。

【SV】「…はじめまして、僕はスノウ。…そんなに怖がらなくたって…ちょっと前まで、ただの人間だったんだよ、君と同じ。」
「この歳なのになんでお酒なんて飲んでるんだって?…そんなの、現実から目を逸らしたいからに決まってるじゃないか。体に悪いって言われたって、この歳じゃ成長が上手くいかないって言われたって、そんなの化け物には関係ないんだよ。」
「うるっさいなぁ!化け物化け物って!僕たちから見たらすぐに殺しにかかってくるお前らのほうが余程化け物なんだよ!!」
「一人殺せば殺人者、百万殺せば英雄。…大昔の言葉だけど、この言葉が本当なら__僕は百万殺す方を選ぶ。」
「___僕の…この化け物みたいな骨も、誰かの暖かい愛に触れたら…雪みたいに溶けて、元に、戻れる…かなぁ…」