Chaostide

【名前】Chaostide
【種族】ユリス
【性別】男
【年齢】45歳
【身分】非登録市民
【職業】生物学者
【容姿】灰色の短髪に燻んだ緋の虹彩を持った瞳、身長188cmの筋肉質な体つきの大柄な男。首から下の体色は黒く、一見するとウェットスーツのような服を着ているように見える。黒い膝下までの丈が長いチェスターフィールドコート、黒いチノパンに黒い半長靴
【性格】基本的に冷静かつ寡黙であまり多くを語る人物ではないが、人付き合いがあまり得意ではなく、何を話せば良いかが分からない為結果的に無口になるとの事。なのである程度親しい相手とそうでない相手とで反応が些か変わる
【補足】アンダー、及びハザードゾーン近辺での目撃例が多く、『研究』と称して何事か行なっているようだが詳細は不明。また、彼が来てからアンダー付近での行方不明事件が多発しており、ある時は通報を受けたSSSと警備隊、ハンター合わせて30名が一度に消息を絶っている。100℃以上の熱によって暴走、肉体の異常膨張が確認されている。本名は『エイデン=アルブレヒト』、セカンドフォールにて死亡したとされる研究者である
【過去】私というモノの生き様を、この身体にある記憶の残滓で以って振り返ってみよう____



私は生物学者だった。研究内容は生命の復活。かつて存在した数多の動植物を再びこのN.O.A.Hに蘇らせる、そんな研究だった。その為に許可を取り付け彼等のサンプルを採集してはそれらから再び彼等を蘇らせる事が出来ないかひたすらに調べ上げていた。今でもあの研究は素晴らしいものであったと自負している…
しかし、あの惨劇が起きたのはその研究がいよいよ次の段階に進もうとしてた時の事だ。666にも及ぶ多種多様な生物のサンプルを手に入れた私はそれらの複製の為に研究所に詰めていた。その時だった…眩い光がラボ全体を包んだかと思えば轟音と熱が一瞬にして身体を包んだ。あの時の熱さは忘れる事は無いだろう。


そこから先の事はよく覚えてはいない。熱さと苦しさの只中に放り出され、命が削り取られていく恐怖に身も心も支配されていた。それから暫くして、熱さが消え去った体から血液が沸騰し、細胞一つ一つが奇妙に胎動するのを感じた…何かがおかしい。私の中に私では無い《何者か》が居る…慌てて自分の身体を見回した時、この奇妙な感覚が何なのか理解した、というよりもその《何者か》を目撃した。私の腹から生えてきた、食肉目イヌ科イヌ属に属する哺乳動物…所謂タイリクオオカミの頭部。驚いて頭部を払った私の腕からはブラックマンバが…そして、私の体に押しつぶされるようにして砕けていたサンプルの入っていたケース…それらによって導き出された答えは一つしかなかった…どうやら私は666の動物達をその身に飼う化け物へと成り果てたらしい…


…そこから先はひたすらに危険と隣り合わせの日々だった。異常な空腹と私を殺そうとする者達が常に襲いかかり、それらと渡り合わざるを得なかった。だが、この身体になったのは悪い事ばかりでは無かった。サンプルを失う事は無くなり、エサさえあればサンプル達を無限に増やす事が出来る。これで研究を続けられる…



____以上が私の肉体に存在した、かつて「エイデン=アルブレヒト」と呼ばれた男の記憶だ。今の私は何者か?そればかりは私にも分からない。だがヒトは私をこう呼ぶ、《Chaostide》…混沌の海と…
【武装】
《肉体》ユリス化した彼の肉体には666に及ぶ生物の因子がオーバーライトによって変異・強化された状態で内包されており、それらを掛け合わせたり、或いはそのまま使役する。現れる生命の形状に関しては本人にも予想がつかないが、ある程度は制御出来る模様。666という数はあくまで「因子」であり、それをもって小規模な生命の系統樹を再現しているため、現れる生物の「種類」は666という数以上のもっと多数にわたる。体内の獣たちが常に全方向を見張っているような状態にあるため死角というものが存在せず、不意打ちは通用しない。
放たれた獣は普通に殺されても戻るだけで、因子そのものは失われず、彼の体に戻せばまた復活する。このため、殺すには666の因子全てを一気に葬る必要がある。また、666の因子全てを圧縮、群体ではなく1つの個体として昇華させる事も出来るらしいが燃費が非常に悪いらしく、殆ど使われる事がない。但し666の生命因子を飼う為には莫大な動物性タンパク質を必要とする
【SV】「私と邂逅した時、既に貴様の生存の路は絶たれた。大人しく喰われた方が苦しみは少なかろう…」「これでも元は…いや、今でも学者であると自負している」「こ、このような希少種がいようとは……!まて、逃げるな、ええい足型だけでも手に入れねばっ……!」