ハンター

未曾有の大災害、ファーストフォールが発生しドールやリマイズ技術が開発された後に現れ、発展した職業。


当時は需要もあった為に非常に人気のある職業だったが、現在はハンター達の活躍によりノインや犯罪リマイザーの数が減り、およそ最盛期に比べ半数程度までハンターの総数は落ち込んでいる。


ハンターはカーディナルが運営する管理組織、〝ハンターズ・ユニオン〟に所属している。


本部は中央区に存在するが、街のいたるところに支部がある。
犯罪リマイザーをはじめとした犯罪者の捕縛・もしくは殺害、違法パーツの回収、"ノイン"の破壊などが"依頼"として、"カーディナル"のデータベース上に掲載され、それを完了する事により、報酬が支払われる。


ハンターが登場してから変わらず、強い力を持つハンターの多くが、人間のハンターとドールのペア。
高い戦闘能力と連携力を兼ね備え、人々からは"ファミリア"と呼ばれている。


かつてはドール単体でのハンター登録は、舵を取る人間が居ない危険性から非推奨であり、冷遇されていたが、著名なSランクハンター、HDX-Mainte(メインテ)をはじめとしたドールのハンター達の活躍によって、現在は特に冷遇される事は無くなった。


尚、ハンターには戦闘能力、こなした依頼の数や難度からランク分けがされ、下から
F・E・D・C・B・A・S
と分けられている。
F・Eで駆け出し、Dで中堅、Cで一人前、Bでベテランとされ、Aは本当に少ない実力者しかなる事が出来ない。Sに至っては総数が2桁しか存在せず、かなり癖の強い人物が集まっている。


総数の比較では


D>E>C>F>B>A>S


となっている。


ランクが上がれば、商品が値段が値引きされたり、予約が優先されたりなど、街の至るところで色々なサービスが受けられる。
また、戦闘力が高かったり、人々の記憶に残るような偉業を果たしたり、他のハンターから特別な印象を抱かれているようなハンターやドール、ファミリアは、何らかの異名が付けられる事があり、単に"二つ名持ち"、や、ネームドハンターと呼ばれる。


ハンターとしての身分証となるものは、市民カードに埋め込まれる。その為、非登録市民はハンターになる事が出来ない。(何らかの方法で市民カードを偽造したりして、ハンターをやる人間もいるのだとか。)


尚、20年程前、カーディナルが台頭し、街の実権を握る以前は、ノアを支配する2大組織、中央政府とS・E・Dによってハンターは管理されていた。


セントラルが管理するのが
ハンターズ・オフィス。
SEDが管理するのが
ハンターズ・ギルド。


と名称は違ったが、基本的には同じ。


だが、街の支配権を掛けて水面下で争うセントラルとS・E・Dに利用され、別所属のハンター同士で殺し合う事も多々あった。


現在はハンターズ・ユニオンに統合されており、個人的なものを除いて争う事はほぼ無くなった。